タクシー運転手はきつい？簡単？それぞれの意見を紹介

タクシー運転手は学歴や職歴が不問というところが多いので、さまざまな方がチャレンジしやすい職業です。年齢が高い方が多く活躍しているので、きつい仕事なのか簡単な仕事なのかわかりづらいため、転職しようかどうか迷ってしまう方もいるでしょう。今回はタクシー運転手の仕事について解説します。

タクシー運転手の仕事内容はどんなもの？

タクシー運転手はどんな仕事をしているのでしょうか。タクシーに乗っているだけでなく、その前後にも仕事があります。転職を考えている方は、仕事内容が自分にできそうかチェックしてみましょう。

タクシーを運転している時

タクシーを運転している時はお客さんを探して営業する、無線や配車アプリでお客さんを獲得するといった仕事をこなします。お客さんを乗せたら目的地まで運転します。ただ運転するだけではなく、お客さんと適切な距離感でコミュニケーションを取る、安全かつ快適な運転をする、運賃の受け取りといった仕事があるので、仕事内容には接客が含まれると考えておきましょう。

現金の場合はおつりの計算、キャッシュレス決済の場合は支払い方法に応じて、支払いに対応しなければなりません。近年は配車アプリでお客さんが乗車することも多いので、デジタル機器にも対応していく必要があります。

タクシーを運転していない時

営業前は車両の点検や清掃、ガソリンの給油など行いスムーズに営業がはじめられるようにします。営業終了後は売り上げの管理、走行距離の確認や記録といった業務もあります。営業終了後にタクシーの清掃や洗車を行うこともあるでしょう。

タクシー運転手がきついと言われる理由

タクシー運転手の仕事はきついと言われることもあれば、簡単と言われる場合もあります。きついと言われるのはどんな部分なのでしょうか。

接客でストレスがたまる

タクシー運転手は機械的にお客さんを目的に送り届けるだけが仕事ではありません。お客さんごとに適切な接客をする必要があります。ストレスなくお客さんを乗せられる場合もありますが、酔っぱらっているお客さんや機嫌が悪いお客さんもいるため、理不尽に怒鳴られたり、絡まれたりといったこともある仕事です。

また、お客さんを事故なく目的地に送り届けなくてはならないので、お客さんを無事に送り届けなければいけないというプレッシャーもあるでしょう。

勤務時間が長い、夜勤がつらい

タクシー運転手は一般的な昼間に働く日勤、夜間に働く夜勤以外に一日長時間働く隔日勤があります。隔日勤は一日長時間働いて翌日休むという働き方なので休みは多いですが、長時間の勤務がきついと感じる方もいます。

また夜勤は割増料金や夜勤手当があるため、稼げると言われますが酔っ払いや疲れている方が多いので、お客さんのストレスをぶつけられやすいため精神的にきつい、夜の仕事なので身体的にきついという場合があるでしょう。

稼げなくてきつい

タクシー業界は歩合制、歩合制と固定給を合わせた給与体系などをとっていることが多いです。そのため実力がある運転手であれば稼げますが、初心者や実力のない運転手はなかなか稼げず、長時間労働や低収入が続くときついと感じる場合があります。

タクシー運転手が簡単と言われる理由

タクシー運転手がきついと言われる一方、簡単、楽だから続けたいという方もいます。仕事のコツをつかむことで快適に働けるようになるでしょう。

休みが多い

タクシー運転手は隔日勤で働く方が多く、長時間勤務に慣れてしまえば月の半分が休みになります。そのため家族との時間が取れる、趣味の時間が取れるといったメリットがあります。たくさん働いてたくさん休むというメリハリのある働き方ができるので、慣れたらプライベートが充実してよいと感じる方が多いでしょう。

人間関係であまり悩まなくてよい

タクシー運転手は、基本的にはタクシーに乗っている時間が多いので、サラリーマンのように上司や部下と常にオフィスで働くといったことがなく、会社での人間関係に疲れるということが少ないでしょう。

お客さんから理不尽な対応をされるという対人のストレスはありますが、短時間のストレスなので、長期間人間関係に悩むということは少ないでしょう。会社に出社した際にほかの運転手と、最低限のコミュニケーションは必要ですが、短時間ですむため、人間関係で悩みが少ない仕事だと言えます。

自分のペースで働ける

タクシー運転手は歩合制なので稼ぎたい時はしっかり稼ぐ、疲れた時や体調が優れない時などは、少し休憩するといったように自分のペースである程度働けます。またサラリーマンのようにオフィスでほかの人が残業しているからそれに合わせて自分も残業をするといった必要もありません。無理なく自分のペースで働きたい方にとっては、働きやすいといえるでしょう。

まとめ

タクシー運転手に転職しようと考えている方はメリットやデメリット、向き不向きをチェックしてみましょう。タクシー運転手はお客さんとコミュニケーションを取りながら、安全に目的地に運ぶというコミュニケーション力や運転技術が必要なので、車の運転が好きなだけでは、仕事がきついと感じるかもしれません。

お客さんとのコミュニケーションが楽しい、やりがいがあるなどお客さんとのコミュニケーションにストレスをあまり感じない方であれば、タクシー運転手の仕事は向いているといえるでしょう。

タクシー運転手の働き方で主流となっている隔日勤も慣れれば休みが多いので、メリットに感じるでしょう。転職しようか迷っている方は、自分に向いているかどうかチェックしてみてください。